児童発達支援・放課後等デイサービス

かがや樹

ダイナミックシステムズ理論とは

人間の知性や能力をダイナミックなシステムとして捉える

医学が進歩するにつれ、10年、20年前の常識が今では非常識となっていることは多くあります。脳科学や脳神経学、子供の発達科学の領域もこれまで明らかにされていなかったことが明らかになるなど、日本国内だけでなく国際的にも様々な研究が蓄積され共有されています。

ダイナミックシステムズ理論とは、人間の発達を遺伝的な要素からはじまり、脳内神経や周囲の社会的環境といった点まで様々な要素を考慮しながら発達を考えていくというものです。歩き始めや言葉の話し始めが速い子供は、スポーツが得意になり、コミュニケーション力が高くなることには相関関係はないとされています。話始めが遅かった子供でも、レイトトーカーと言われるように、他の子供同様にあとで追いつく事象がみられることもしばしばです。

「これができたらこう」「あれができないからどう」といった単純な理屈では、成長していくことへの説明をすることは難しく、運動分野・言語分野・認知面といった様々なシステムが連動することで、「成長」をしていきます。

運動は全ての基礎的な部分である。

乳児は首がすわることで、両腕を支点にして頭を45度持ち上げたり、寝返りをうったり、ハイハイを始めたり、1人で歩き始めるなど様々な運動を行いながら成長していきます。今まで見えていた視野は、お母さんの顔と天井でしたが、どんどん目に入るもの、手に届くものへと興味が写っていくことで認知面や気持ちを表出するために言語面が発達します。

体全体を使った運動だけでなく、手指の運動などを通じて、新しい感覚をどんどんインプットして、視野を広げ世界を広げることが重要です。かがや樹では十分な広さを活用して、様々な運動療育を行います。運動を通じたゲームや遊びを通じて、子供同士のコミュニケーション、子供と大人のコミュニケーションを学んでいきます。

言葉の遅れは1つのサイン

他人と比べなくてもいいとよく言われるなかで、気になってしまう方が多くいるのが言葉の遅れです。

定型発達では、生後半年ごろに喃語(なんご)と言われる、「ばばば」「わわわ」「うーうー」といった自分の気持ちを表象することがみられ、1歳前後で初語を話し始めます。1歳半にはボキャブラリースパートと呼ばれる、言葉を急にたくさん話始めるといった現象がみられます。

言葉が出る仕組みとして、子供の内面の考えや気持ちを表象するために必要なツールが言葉です。認知が遅れると、心の内面や気持ち・考える基礎部分となっているため、言葉の表象は遅れます。

かがや樹では1人1人の子供の状況をアセスメントし、成長に応じた言葉遊びを通じて、言葉の発達をサポートします。

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